大洋薬品工業(本社 名古屋市、社長 新谷重樹)は、高山工場のプレフィルドシリンジ製剤(以下PFS)製造ラインにて、ISPE(国際製薬技術協会)などが主催する「Facility
of the Year Awards (以下「FOYA」)の「製薬設備革新部門賞」を受賞しております。この度、2007年11月4日〜7日の4日間、大洋薬品をはじめとするFOYA各部門賞受賞の全5社から、年間最優秀賞を選出、授賞を行なう「ISPE年次総会」が、米国ネバダ州ラスベガスの「シーザースパレス・ホテル」にて盛大に開催されました。
ラスベガスの格調高い老舗ホテルを舞台とした会場には、約30カ国、2,500人ものISPE会員が集結。中でもメインイベントとなる基調講演には、FOYA受賞の全5社が最優秀賞候補(ファイナリスト)として一堂に会し、多くの観衆が注目する中、ISPEの審査委員長による各5社の企業紹介の後、本年度の最優秀賞が発表されました。本年度の最優秀賞には、米国
カリフォルニア州に拠点を置くGenentech(ジェネンテック社)が選出されました。
大洋薬品の「FOYA製薬設備革新部門賞」の受賞ラインは、コスト低減と高度な品質保証の両立を実現したPFS製造の総合ライン(プラスチック及びガラス製のシリンジバレルの成形と製剤の調合、充填〜包装工程までの高速一貫生産を可能とした、無菌アイソレーターを含む総合的な製造ライン)に関するものであり、これら最新鋭の製造設備を実現した革新性と独自性が世界的に評価されておりました。設備の構築は、エンジニアリングメーカー、コンサルタント会社に頼ることなく、医薬品メーカーとしての視点・発想を取り入れた、独自の設計コンセプトに基づいております。さらに、FDAが推進する次世代の品質保証体制「PAT(Process
Analytical Technology)」を構築しており、プロセス最終段階での品質保証ではなく、製造工程に対するリアルタイムな分析、管理を継続的に行ない、安定した高品質を確保する大洋薬品独自の様々な検査・管理・評価システムを実現しています。
なお、当該ラインでは、既に社団法人北里研究所から委託を受ける「インフルエンザHAワクチン」の生産が決定しております。
大洋薬品は、現在、主に新薬メーカー56社から215品目の受託生産を行っており、業界でもトップクラスの受託実績を誇っております。更に今般の業界動向に呼応し、長期収載品を主体とする大型案件の成約も順調に進んでおります。
来年4月に予定される薬価改定において、長期収載品は更に厳しい改定になるとの予測もあります。大洋薬品では、本年6月に完成した高山工場北工場(第三固形剤棟:年間60億錠の生産が可能)への設備投資をはじめ、低コストでの安定生産を実現すべく積極的に設備投資並びに生産体制の構築を行っております。
大洋薬品では、今後も引き続き高品質の医薬品を低コストでご提供できるよう、たゆまぬ努力を続けて参ります。