
大洋薬品では、ジェネリック医薬品メーカーとしての将来性を見据え、さまざまな設備投資を図ってきました。
フレキシブルに製造環境を提供する「ユニット式工場」をはじめ、年間60億錠もの生産能力を誇る「北工場」などの製造設備を増設。さらに、万が一の停電に備えた「NAS電池」、最良の生産環境を維持する「AGV(自動搬送車)」や「中央監視システム」、「防虫対策」など、あらゆる工場設備によって製品の品質維持・向上を支えています。
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76〜約400平方メートルを一区画(ユニット)とし、製剤特製・製剤規模に合わせて区分けできるユニット式工場。今後さらに多様化、専門化すると考えられる生産受託製造に対応した受託製造専用工場で、受託品の製造上必要とされるエリアを自由にレイアウトし、必要に応じて個別空調も可能。製剤に合わせた最適な製造環境を確保し、生産委託企業に生産空間と技術を提供する業界初の新しいアウトソーシングとして注目を集めています。
北工場は経口固形剤専用工場として2007年4月より稼働スタート。FDA(アメリカ食品医薬品局)にも対応した新しい専用棟で、年間最大生産能力は60億錠。この工場の稼働により、大洋薬品工業の経口固形剤における年間製造能力は4倍の80億錠となります。
改正薬事法施行に先立ち、専用の抗生物質総合棟を建設。隔離製造が必要な注射剤および固形剤の製造設備、品質管理、食堂、倉庫機能を完全に独立させています。J-GMP並びに国際基準のGMPに適合したペニシリン系以外のベータラクタム系抗生物質専用の生産工場で、セフェム系とペネム(カルバペネム)系製剤の生産ゾーンを分離した、受託企業では国内初の工場となります。
完全に空調管理されたラック倉庫を併設した配送センター9800パレット(100mg錠換算で約70億錠相当)の格納力を誇り、大型保冷庫も完備。2007年5月には発送スペースが2倍に増設され、製品の保管・配送業務の受託も可能です。
プレフィルドシリンジ製剤や口腔内崩壊錠など、高度な専門性が必要とされる製剤の製造設備だけでなく、空調・レイアウトなど、それぞれの医薬品の製造上に求められる最適な環境・設備を整えています。また抗生物質や抗がん剤製造など一般製剤との分離生産が必要な製剤に関しても、2006年よりアイソレーターシステムを活用した専用ラインを設置しています。
工場内はコンピュータ制御されたAGV(自動搬送車)が稼働し、物流の省人化が図られています。また各剤形ごとの製造に関わる周辺環境の設備を整えるため、中央監視システムにより空気清浄度、温室度、水及びエネルギー系統を集中管理。さらに、委託先との情報共有の場としてテレビ会議システムを導入。防虫対策においても、毎月定期的に虫捕獲トラップを設置するなどして、総合的な防虫管理を進めています。
医薬品製造において停電が与える影響は多大であり、特に注射剤などの無菌製剤の製造工程では、停電による空調の停止は製品のロットアウトに繋がります。1秒にも満たない瞬時瞬間停電時においても、重要な生産設備へ安定的に電力供給を行うためにNAS電池を導入・設置。NAS電池とは、金属ナトリウムとイオウからなる蓄電池で、生産リスク管理に大きく貢献しています。